花様年華/In the Mood for Love
In the Mood for Love (unofficial trailer) - YouTube
恋する惑星でウォン・カーウァイ監督に惹かれてしまった私が次に選んだ作品はこれ。
花様年華 です。
またまたトニー・レオンが素晴らしい。
そしてマギー・チャンのセクシーさに感動。
「欲望の翼」「ブエノスアイレス」のウォン・カーウァイ監督がトニー・レオン、マギー・チャン主演で描く大人の恋愛ドラマ。1962年、香港。新聞社の編集者であるチャウ夫妻がアパートに引っ越してきた日、隣の部屋にもチャンが夫と引っ越してきた。チャンは商社で秘書として働いている。ふたりとも忙しく、 夫や妻とはすれ違いが多かった。やがて、チャウは妻がチャンの夫と不倫していることに気づく。怒るチャウは復讐心からチャンに接近するのだが……。
まず第一にやはりウォン・カーウァイ監督のつくりだす雰囲気を堪能すべき作品です。
しかしストーリーは恋する惑星とは違って大人の恋!!!
お互い別の人と結婚している二人。
それぞれの夫、妻が不倫していると分かっていながらも自分たちは決して一線を越えない。
マギー・チャンの美しさも相まって、もうなんだろう、作品の雰囲気も、二人の恋も、全部美しい。
チャウはいつのまにかチャンのことを愛してしまっていた。
でもチャンは、夫のことを愛していた。頑なに一線を越えようとしなかった。
チャンがタクシーの中で、こう言うんです。
「今日は帰りたくないの」と。
だけど二人が一線を越えた描写は少しもないんです。
もう、何回言わせる気なんだろう、美しい!!!
1回見ただけでは分からないところも多々ありましたが、はっきりと作品が言及してこないのがまたいいなぁ~なんて思いました。
あとはあなた達が考えてね、なんていう投げっぱなしのものではなく、
登場人物の心情を考えたら自然と答えが出てくる。これもまた美しい。
物語に抑揚があまりないので人を選ぶかもしれませんが、
いつかこの良さが理解る人と語り合いたい作品です。
続編にあたるという『2046』も近いうちに鑑賞したいと思います。
これ、二人が小説を執筆するにあたって借りていた部屋の番号なんですって。
語彙力がなさすぎるのを全面に押し出して言わせてもらうと「最高~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!」です。
余談ではありますが外国映画はやはり人物名を覚えるのがとても大変。
今後の私の課題です。